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小道が好きすぎる小道ハンターが色んな小道をおすすめしてます

【アマルフィ観光のおすすめ】小道と絶景を味わい尽くせるコースをご紹介!

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アマルフィ「階段小道」の歩き方

 憧れリゾート地の代表格、アマルフィコースト。

 静かな青い海を眺めながらゆったり過ごすのも素敵ですが、半日だけはスニーカーに履き替えて、迷路のように絡み合う階段状の小道を探索してみませんか?

 おすすめの時間帯は午前中。午後は西日が相当に眩しいのでサングラス必須です。そしてアマルフィの小道はほぼ階段で出来ていると言っても過言ではありません。歩きやすい靴と体力を準備しましょう。

アマルフィの小道分布

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①大通り西側は比較的階段が少ない緩やかなエリア

 とはいってもアマルフィ自体が崖にごっそり植ってるような街なので、階段はひたすらあります!!

 アマルフィらしい、覗き穴のように先の見えにくい小道がたくさん。午前中に東からの日差しが差し込む時間帯が最もコントラスト強く楽しめるのではないでしょうか。

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 このすれ違うのに戸惑うくらいの狭さ!!登り階段と下り坂のコンビネーション!興奮しちゃいますね……

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 階段を登って振り向いただけなんですが、ガラッと雰囲気が変わります。小道はこんな風に見る角度や時間帯によって全く違う表情を持っているので、ぜひ上下左右、一度歩いた道も振り返って楽しんでみて欲しいです。

②東エリアはひたすら登山。お水持参で楽しんでください!

 ホテルや住宅が多く、静かな雰囲気のエリアです。階段を登るごとに常に選べる道が2本、3本…と、なんとも探険心をくすぐってくれる迷路っぷり!

 地元の方の言葉を借りると、「アマルフィって小道が多くて迷いそう…ってよく言われるけど、どこを通っても絶対広場に繋がってるから大丈夫!!」とのことなので、安心して本能のままに進みましょう!

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 真っ白い階段…純潔な色に刻み込まれた生活感…よだれが出そうですね… ☺️

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 ただひたすら!登ってください!どの道に曲がっても登るだけです。時々振り返ってみれば、さっきとは全然違うイメージの小道たちにびっくりすると思います。

 この日は天気が良かったせいかほのかに洗剤の香りがただよっていました。アマルフィの人たち、たぶん全員同じ洗剤使ってる。

③登った先には絶景小道が!

 階段をひたすら登っていれば、まさにマップに赤線を引いたあたりにきっとたどり着くと思います。石垣と木々の間から向こう側を覗くと…

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 お疲れ様です!!見事に町を一望できる高台にたどり着きました。 

 アマルフィには他にもいくつか町を展望できるスポットがあるんですが、30分以上登り続けないといけなかったりするので、個人的には小道探険しながら辿り着けるここが一番お気に入りです。

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 なによりこのドゥオモの鐘楼との距離感!用意されたかのような丸トンネル!チラリズムする青い海!YES、フォトジェニック…!スマホでもどんなカメラでも、アマルフィの美しさを捉えられること間違いなし!

④小道を降りて広場に戻ったら…もうひとつ迷路に入ってみませんか?

 マップに黄色で囲んだ、ちょうどドゥオモのふもとあたり。長い正面階段の裏側に回り込むと、隠し通路のような小道があります。中は…まさに地図にも載っていない地下迷路。

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 ドゥオモの下にあるまるで秘密の通路…!地元の方が近道に使っているようでした。方向感覚をめちゃめちゃにされますが、そんなに広くないので迷い込んでみるのもおすすめです。

アマルフィの小道評

小道ソムリエによるアマルフィの小道評はこちら:

  • 総合評価:★★★☆☆

階段×迷路×絶景というお得コンボ。町自体もコンパクトで巡りやすく、海辺でのんびりする合間に、ちょっと高台に絶景を探しに行くついでに…とハードル低く小道デビューできるので、初心者にもおすすめです。

  • 道幅、奥行き:★★★☆☆

大通りからチラリズムした時の小道たちが特に素敵!ひと一人分ほどの狭さ、長く高く伸びる階段、薄暗い道と対照的に向こう側に見える明るさがもたらす期待感… 

個人的には非常に好みですが、その雰囲気が長続きしにくいこと、また階段の多さがちょっと推奨しにくい点でポイントが伸び悩みました。奥行きがもっと長ければ最高でした。

  • 静かさ:★★★★☆

大通りはにぎやかですが、一本小道に入るととても静か。車どころかバイクや自転車も通れない狭い迷路状だからこそ作れる空間。住民の息遣いを存分に味わえます。

  • 迷路感:★★★★★

まさしく小道の迷路。方向音痴の方は泣きそうになるかもしれないのでご注意ください。でも大丈夫!先が見えなくても本能を信じて進みましょう。

  • 生活感:★★★☆☆

ヨーロッパの醍醐味、洗濯物展示会を存分に味わえます。ただ斜面に建っているせいか土地の広さのせいか、家の外観へのアレンジは控えめです。統一感があるとも言えるし、あらゆる小道を巡り尽くさねば!という使命感には駆られにくい部分もあります。個人の好みにかなり左右された評価になりました。

バカンスのついでに小道デビューしませんか?

 何気なく通り過ぎたあの道、結構好きだったな。

 その気持ちが小道ハンターへの第一歩です。ぜひ振り返ってもう一度あの小道を眺めてみましょう。きっと何か感じるものがあるはずです。

 

おまけ

 アマルフィで一番困ったのは朝日と夕日の撮影スポットでした。ネットで調べてもあんまりピンと来る情報がなかったので、私が歩いた範囲内ですが、おすすめの朝日と夕日スポットをそれぞれご紹介します。(ちなみに私が行ったのは年末年始だったので、夏だとイメージが変わっちゃうかもしれません…!)

 まず注意点として、アマルフィは引っ込んだ位置にあるので左右を突き出た陸で囲まれています。そのため朝日は予報より登るのが少し遅く、夕日は予報より見えなくなるのがかなり早いです。

朝日

 Piazza Flavio Gioiaのバス停から浜辺へ降りて、突き出たホテル ルナ コンヴェルのあたりを狙うのがおすすめです。朝日は海ではなくエルキエの向こうから登ってきます。

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 桟橋の奥へ行くよりも、手前の砂浜のほうが朝日とアマルフィの街を一緒に収められて良いと思います。

夕日

アマルフィで海岸線に沈んでいく夕日を撮るには、残念ながら海上に出るしかありません。日没時刻の20分前にはコンカディマリーニの向こう側に消えてしまいます。

 なので、うまいこと夕刻のフェリーに乗って海上から撮るか…

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  もしくは桟橋の奥まで進んで、夕陽に照らされるアマルフィの町並みを撮るか、が良いと思います。

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 この写真はフェリーの発着場付近から撮りましたが、ぜひ プロンティニ広場まで進んで撮ることをお勧めします。そうすればアマルはの西側を遮る障害物もないし、町の全景もかなりレンズに収めやすくなります。(アマルフィ中心部からは徒歩で20分以上かかるのでご注意ください。)

 太陽と町を一緒に収めるのは難しいですが、アマルフィはかなり穏やかな天候で朝日・夕日が綺麗に焼けやすいです。ぜひスケジュールに組み込んでみてください!

以上、参考になれば嬉しいです☺︎

 

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